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タムタム草紙

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HOLL&OATES ライブ 2011

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六年前のホール&オーツの来日の時は、
チケットを買っていたのに、身内の不幸で見に行けなかった。
その前の来日の時も、
いい席を確保していたのに、体調をくずして入院してしまった。

今回の大阪グランキューブのライブは本当に久しぶり。
最後に見た日から10年以上経っていると思われる。

会場に行ってまず驚いたのは、
見に来ている客の半分以上が男性だということ。
年齢層が40代50代というのはうなずけるが、
ホール&オーツのライブといえば、ほとんどが女性客だったはず。
一体いつから逆転したのだろう。

でも、かっこよく歳を重ねるダリルとジョンを見ると、
昔を思い出したおじさん達が、
ぞろぞろやって来るのも無理ないかもしれない。

HOLL&OATES ライブ 2011_b0181015_17462636.jpg


二階席の一番前から、野鳥観察用のでっかい双眼鏡で鑑賞。
やった、二人の真っ正面だ。
よく見える、よく見える。

「マンイーター」から始まり、超ヒットパレード。
ファンの私でさえ、このヒット曲の多さに感心してしまうほど。
曲はみんなスローにアレンジされ、
渋ホール&オーツという感じか…。
ギターのG・E・スミスや、
ドラムのミッキーはいなかったけど、
チャーリーは、
かわいいおじいさんになってサックスを吹いていた。

…やはりベースのT-Boneの姿はない。…さみしいなあ。

一階席は総立ち状態。
中年ファン達もがんばっている。

でも一曲でいいから、
夢中になって歌いまくり踊りまくるダリルの姿が見たかったなあ。
年齢的に、
スタンドマイクを持つのは、もうきついのだろうな。
ジョンは今だに若々しいが、
60歳を越えたダリルは腹も出ているし、
何か体が重そうで、あまり動かず…。
もしかして腰が痛いのに無理しているのでは…と、
本気で心配してしまった。

でもあの滑らかな歌声は健在。
歌を最優先して、
最近は体を動かすのを控えているのかもしれない。

音響装置の具合が悪かったらしく、
(スタッフさん、ちゃんと調整しといてよね!)
しきりに横を向いて指示を出しながらも、
ヒット曲を完璧に熱唱する姿は、貫禄を感じさせた。


今回のライブで一番印象的だったのは、
初期のレアでシンプルな曲、
「ラスヴェガス ターンアラウンド」を
二人でハモリながら、本当に気持良さそうに歌っていたこと。

この時は、プロ意識も捨てて、
心底素直に歌を楽しんでいたのかもしれない。
何だか、とてもひしひしと伝わった。

そして、ダリルが長年連れ添う恋人、サラへのラブソング。

ダリルの歌う「サラスマイル」は、何回も聴いたけれど、
今回のは、なにか哀しげで…、とても懐かしむような…。
二人に何かあったのかと、
ライブの後もずっと気になっていた。

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予感は的中。
サラはダリルの元を去って行ったらしい。
やっぱり「歌」って伝わるんだな。
私としては、ずっと一緒にいてほしかったけれど。

そして、第三のホール&オーツと言われ、
長年彼らと一緒に音楽活動をしていた
ベースのT-BoneWolkの死去。
ダリルとジョンの悲しみは計り知れないものだったと想像する。

ダリル自身も、しばらく闘病していたようで、
私が知らないうちに色々あったんだなあ…と胸が痛くなった。
今回のヒットパレードライブも、
彼らにとっては、感慨深いものだったにちがいない。

彼らの音楽活動を集大成した4枚組のCDも発売され、
40年近く続いているホール&オーツも、
ファミリーの変化などにより、
ある意味でいったん幕を閉じた、というか、
一区切りついたのかもしれない。
もちろん、
また、二人は新たに歩き続けているのだけれど…。


おじいさんになっても、

がんばっているであろうダリルとジョン。

二人の絆と軌跡に感動する。

久しぶりのライブ楽しかったなあ〜。

ああ、もう一回ライブ見たいなあ。

次に来日してくれるまで、

私もがんばって歳を重ねていようっと。


今回のツアータイトルは、彼らの古い隠れた名曲より…
   
   DO WHAT YOU WANT,
   BE WHAT YOU ARE TOUR2011

   やりたいことをやればいい、
   でも、あるがままのきみでいて。
by tamtamsun | 2011-02-28 23:18 | 日々 | Comments(4)
Commented by 桔梗 at 2011-03-03 02:13 x
いいなぁあああ!桔梗も行きたかったよおお。。。

忘れもしない・・。学生時代、当初部屋にはテレビがなくて、どこかの米軍基地から?の放送が電波に乗って聞こえてきたDJラジオ番組に釘付けになった。。聞こえて来たのはホール&オーツ特集!
歌声に引きこまれて‥フォークもソウルもロックもごちゃまぜで聞こえてくるけど、これが同じグループ?・・ニューアルバムの紹介で流れてきた『プライベイト アイズ』『キッス オン マイ リスト』『アイ キャント ゴー フォー ザット』でノックダウン・・カッコよかったなあ・・。
止めはTVで見たあのヤサオトコぶりと正反対な容姿のデュオグループ二人にゾッコンと相成りました^^レコードアルバムを集めまくったもんね(笑)
ファンとしては、サラとダリルはずっと一緒にいて欲しいって思っちゃうけど・・でも、ジョンは再婚で子供も授かったらしいし、ダリルも結婚した?
噂もあるし…止まっていないのが彼らだと信じて活動を応援しようっと♪腹が出ようが年寄せようが桔梗にとっては永遠のスターだす^^
サラの妹とT-Boneも、きっとあの世から自分たちが携わった楽曲に耳を傾けてるよね。。
Commented by tamtamsun at 2011-03-04 15:06
桔梗ちゃん、
メンバー紹介の時に、
男性ファンが「Tボーン〜!」って叫んだんだけど、
悲しすぎるのか、その話には触れずじまいだった。

ダリルの貫禄ある腹を見ていると、
新しい奥さんだか、彼女だかは、
料理上手な家庭的な人かもしれないなあ。
かわいい義理の娘達と一緒に、
暖かい家庭を楽しんでるんだろうね。
よかったよかった(笑)

パンフ送るね。

Commented by 桔梗 at 2011-03-07 00:01 x
よかったかどうか分かんないけど…ディレッタントなダリルがず~っと一緒だったサラとは結婚しなくて、今は結婚してるのって不思議~。。

農場では、料理する人も雇ってるんじゃないの?って思ったけど、
あの食べっぷり、飲みっぷりじゃあ、腹が出ても仕方あるまいなぁ。
てか、腹ばっか見てたんじゃないだろぉね・・・(^ ^;
てか、人のことは言えましぇん><!

パンフ?やったー!
Commented by tamtamsun at 2011-03-07 00:46
桔梗ちゃん、
パンフ眺めてたら送るの遅くなっちゃった。
送るねー。
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