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タムタム草紙

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絵本「ふしぎなしょうたいじょう」 その20

「ふしぎなしょうたいじょう」が出版され、
しばらくたってから
絵本を持って
久高島にお礼参りに行きました。

再びの久高は、
最初に訪れたような
強烈な清浄感は感じられませんでした。
「沖縄の普通の美しい島」として
私の眼にうつりました。

なぜなのかはわかりません。

最初に訪れたあの日、
久高島全体に清らかな魔法がかかっていたのでしょうか?
それとも私が魔法をかけられていたのでしょうか?

おそらく
久高の神様は、
泣いているかわいそうなタムタムを見つけて、
島へ招待して下さったのでしょう。
そしてあの日、とびっきりの久高島を
私に見せて下さったに違いありません。


「ふしぎなしょうたいじょう」…
こんなにまっすぐな気持ちで
作品をつくったのは初めてです。

絵本「ふしぎなしょうたいじょう」 その20_b0181015_1824984.jpg

昔の久高の人たちの想いを
しっかりと受けとめ続けているだろう、この樹々は…。
葉と葉の間に、
空気の間に、
想いが今もしっかりと息づいている。

この木のように
私もまっすぐに伸びたい、と祈った。

    ☆久高島HPはこちらです。
by tamtamsun | 2009-08-05 21:49 | 絵本・沖縄の太陽 | Comments(0)
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